＜　Matelea cyclophylla　＞　◎メキシコ中南部の標高１８００ｍ前後の高地原産の多肉植物で乾燥した草原の岩陰などに自生しています。　◎原産地は、いわゆる”熱帯の高地”で最高・最低気温共に年較差が小さく、日格差は大きい気候です。分布最南部のオアハカ州は、最高気温年平均値３０℃、最低気温年平均値１５℃程度です。　◎最大の特徴は、キョウチクトウ科（旧ガガイモ科）の多肉植物では異色な亀甲竜に似たひび割れたコルク質のコーディックスで、最高のフォルムです。　◎葉はやや縦長の円形です。熱帯の高地原産の特性が影響して、日本では冬場に落葉し塊根だけの状態になり、気温がかなり上昇しないと出葉しません。　◎花は旧ガガイモ科特有のエキゾチックな星形濃紫の２cmほどの小花です。　◎花後に稀に結果し、１５ｃｍほどのモザイク模様がある莢状の実を付けます。完熟まで１年近くも掛かります。中にはケサランパサランの様な羽を付けた扁平な種が入っていて、風で飛散します。取播きで良く発芽します。